私は僧侶で、お寺の住職を本職としています。小さなお寺なので生活のために副業をする必要があり、最初は会社員をしていました。しかし、利益の追求はやはり性に合わず、医療福祉の世界に転職しました。介護職を経て准看護師資格を取得し病院と施設に勤務しました。学生時代の実習で、独り暮らしの末期癌の患者さんが訪問看護を利用して住み慣れた自宅で過ごしている姿に接して、訪問看護に興味を持ちました。仏教では穏やかな臨終、ひいては穏やかな生き方が説かれています。僧侶の傍ら准准看護師として勤務し病気や障害のある方の看護をする中で、平穏無事に暮らすという事、終の棲家について考えるようになりました。考えるほど、実習で興味を持った訪問看護の道に進みたいという気持ちが強くなりました。訪問看護をするには正看護師になる必要があると考え、進学し資格取得しました。
住職としてお寺を護っているので、遠くに勤務に行くというのは現実的ではありません。ですので、近所で勤務できるところを探しました。お盆やお彼岸等は本業に多くの時間を割きます。パート勤務とはいえ、まとまった期間出勤しないというのはなかなか理解を得にくく、本業と両立できる事業所はなかなかありませんでした。トータルケアの求人広告を目にしたときに、ここなら無理なく本業と両立できると思い、就職を決めました。
00ナースとして、週3~4日平日の昼間に勤務しています。本業に多くの時間を割く時期は長期間シフトを入れないこともあります。また、急な法要が入った時にはお休みをいただくこともあります。私がダブルワークをしていることを理解してくれているので、今まで一度も肩身の狭い思いをしたことはありません。トータルケアでは、勤務変更の理由は問われません。自身や家族の体調不良でも、本業の急な仕事でも、看護師自身の生活を大切に考えているので、必要な勤務変更ならその理由は問わないのです。私自身も急なお休みを承諾していただく分、勤務募集がある時にはできるだけ応えるようにしています。これが本当のお互い様だと思うのです。
最後に、このページを読んでくれている方へメッセージをお願いします。
私はトータルケアに入職する前に正看護師資格を取るために看護短大に行き、改めて自分の知識不足を痛感しました。訪問看護も最初は不安だったのですが、トータルケアで新入職者研修プログラムを受ける中でその不安は解消されました。新入職者研修プログラムでは、先輩に同行していただき実際の患者さんへのケアの中で、訪問看護に必要な知識と技術を学ぶことができます。また、看護記録をはじめ情報共有のシステムが充実しているので、それを見ながら先輩方の知見や、自分にはない視点を日々吸収しています。もっと成長したいと頑張れる環境です。また、最後の砦として専門看護師を持つ経験豊富な上司や、各分野のアドバイザーがいつでも相談に乗ってくれるので、とても心強いです。私のようにダブルワークを望まれる方にはこの上ない環境だと思います。興味がありましたら、ぜひご連絡ください。